加藤虎美(D27A)
VS
大竹(SF5)
コース:オケラ山ミルクロード
先行するうちのエクリプス、後を追うフォレスター、その2台が本気で走り出すとバトルが開始する。
最初のヘアピン、2連続ヘアピンが2台に襲いかかってきた。
1つ目のヘアピン、ここは左たい。
フォレスターに煽られて心臓を危機感でやられそうなうちとエクリプスはここを黄色いタイツに包まれた脚でブレーキを強く踏んでミッションのギアを下げて減速させながら、ステアリングを左に切って通過する。
ヘアピンを攻めるエクリプスは左タイヤをキーキー鳴らしている。
ここを抜けるとフォレスターとの距離を離したように見えた。
ばってん、コーナーを抜けてバックミラーを見るとフォレスターの白い影は大きくなる。
「速か。
相手のほうが立ち上がりが上か……」
「君のコーナリング、俺を離せるなんて面白いね。
けど、立ち上がり加速は面白くない!」
距離を縮めて再び煽りだす相手のほうがパワーが上だと分かった。
うちのエクリプスは4G63ターボにスーパーチャージャーを加え、ターボとスーパーチャージャーの長所をいい所取りしてかなりのパワーを得ている。
ばってん、それでも相手には負けてしまう。
フォレスターに煽られながら、またコーナーが迫る。
今度は右ばい。
さっきのように、ブレーキを強く踏むと同時にギアを下げて減速させながら、ステアリングを右に切りながら攻めていく。
このコーナーでもフォレスターを再び離したように見えたばってん、パワーで負けているからまた煽られ、しかもテール・トゥ・ノーズの距離だ。
スーパーチャージャーのコンプレッサーとターボのサウンドを響かせながら、フォレスターから逃げようとしたばってん、距離は縮められない。
ぶつかるように煽り続けるフォレスターは右へ車線変更して、ついにうちを抜きにかかろうとした。
ばってん、うちも右へ車線変更して追い抜きを防いだ。
追い抜きを防がれたフォレスターはスピードを一瞬だけ落とすのだった。
直線が終わり、S字2連ヘアピンが迫る。
1つ目が右、2つ目が左たい。
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