2017年6月5日月曜日

【アースクエイク紀行】熊本城




熊本城


 現在の熊本県熊本市中央区に築かれた城で、安土桃山時代に豊臣秀吉の家来である加藤清正が改築したと言われています。

 肥後守護菊池氏の一族・出田秀信が文明年間(1469~1487年)に建てられたと伝えられ、かつては「千葉城」「隈本城」と言われておりましたが、1588年に清正がこの地を治め、1606年には城の完成と「隈本」の字が弱そうだと感じて「熊本城」へ名前を改めました。

 1611年に清正が亡くなると息子の忠政が跡を継いだものの、1632年には加藤家は改易されてしまい、その後は細川家がこの地を治めております。

 明治維新を迎えると1877年に起きた日本最後の内戦と言われている西南戦争において西郷隆盛率いる反乱軍の重要攻略拠点となったものの、誰1人城に潜入できないまま敗北し、この時西郷は「清正公には勝てなかった」と嘆いております。

 太平洋戦争では空襲に耐えながら、現代まで生き抜き、2006年には「日本100名城」には選定されました。

 しかし、この度の熊本地震で石垣から天守まで深刻な被害を受けてしまいました。
 修復するには20年以上掛かると言われております。
 
作者は、一日でも早い熊本城の復活を願います。

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